2008/06/23
死神姫の再婚/小野上明夜
死神姫の再婚(小野上明夜/挿絵:岸田メル)
ビーズログ文庫/エンターブレイン
久々の少女小説〜。ファンタジーです。ちょっとあまいなーてとこもあるけどオリジナルな感じがよかったです。
主人公の少女は地方の没落貴族の一人娘で、両親を亡くしてからは一人で慎ましく生きてきたところ、後見人である叔父に売られるようにして嫁がされます。ところが結婚式の当日に婚約者が何者かに殺されてしまいます。その一件から少女には《死神姫》とのあだながついてしまいます。それからはみんな怖がって少女と結婚しようとする人間はいなくなってしまったのですが、一年後のある日、少女に再婚相手が決まります。その相手は、地方伯である彼女の血筋を欲しがった、暴君と噂の成り上がり公爵でした。
…と、まあそんな感じから物語が始まりますが。
この少女が一歩も二歩もずれた少女で、オカルトやホラーが大好きなうえに、地方伯なのに貧乏すぎたせいでちっともお嬢様らしくないのです。しかも天然。すごい天然。ものすごい天然。
でもっていろいろと事件がおこり、公爵がただ暴君なだけではないことがわかり、ほのぼのと夫婦の絆も深めていくという。
面白かったです。けっこう好きなファンタジーでした。
続きでてるみたいだし、買おうかなーと思っています。
posted by 狩真 at 21:59
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2008/05/29
愛と混乱のレストラン/高遠琉加
愛と混乱のレストラン(高遠琉加/挿絵:麻生海)
二見シャレード文庫/二見書房
久しぶりの高遠琉加〜!この人の話は、シリーズものだと特にそうなのかなーと思うんですが、ほんと進みがゆっくりなのです。最初はいがみ合ってた二人がほんのちょっとだけ近づいて一巻が終わる、みたいな。今回もそうでした。
舞台は潰れかけのフレンチレストラン。支配人をつとめる主人公は、親会社から出向してきたエリートサラリーマンですが、なんとしてもこのレストランを再生(ひいてはプロジェクトを成功)させなければならない事情があり…。そこでいなくなったシェフの代わりに、別のレストランで事件を起こしてやめたシェフを引き抜きます。話題性と料理の腕前から彼しかいないとかなり強引に引き抜くものの、お互いひどくぶつかりあって…。と、いう物語。
これが最後に少しだけ近づくところが絶妙でした!さすがだなー。でもやっぱえいちおーえむおーにしてはだいぶゆっくりでしたね。淡々としてる…てほどでもないか。どっちかっていうとびーえるっていうより三浦しをんとかのやりくちに近いのかも。ふしのみちるのホワイトハートをもうちょっとわかりやすくほもにした感じ。関係性がね。話の内容じゃなくて。(ふしのみちるのホワイトハートはほもに違いないのに!)
この先どうやって円満に(?)くっつくのか興味は津々なので、続刊買うとおもいます。
たまにあたりはずれのある作家さんなのですが、打率八割だからな…。やっぱ買っちゃうと思います続き。
でもやっぱり願わくば官能小説家の続きを…。
posted by 狩真 at 20:38
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2008/05/27
犬はどこだ/米澤穂信
犬はどこだ/米澤穂信
犬探し専門(希望)の調査事務所を開設した青年が、人探しと古文書解読を依頼されてなんとか頑張る物語。なかなかうまくいかなかったり意外なところから意外な顛末になったり。
面白かったです。
posted by 狩真 at 06:51
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2008/05/25
2008/05/24
仏果を得ず/三浦しをん
仏果を得ず/三浦しをん
久々に三浦しをんを読みました。なんかすっかり直木賞作家になっちゃって〜。でもやっぱり面白い!
舞台は文楽の世界。なんていうんだっけ、語る人と三味線を弾く人。まあ別にその二人でできてるわけではないんだけど(お互いに妻や恋人がいる)、お互いがお互いを唯一無二だと考えてる、みたいな絆てゆうか繋がりがある世界。それは相手の家族に嫉妬するくらい。そういう相手に出会えれば芸ももっと上達する、みたいな。うまく伝わんないな。
とりあえず、文楽に命をかけちゃってる男(達)の物語です。面白かったよ。
三浦しをんはやっぱいいなあ。
しかし願わくば月魚みたいなのをもっかい書いてくんないかな…。ホモ作家が直木賞とるなんて、わたし、時代ってすごいなあっておもったもん。あのひと、師匠と呼びたいくらいおたくなのに!行間とか枠と枠の間を読む能力にものすごくたけているはずだ。
posted by 狩真 at 21:01
| 現代文学